ベルクソン「物質と記憶」メモ Web版を開始するにあたって

もう数年前になってしまったが、ベルクソンの「物質と記憶」に関しての解釈をやったことがある。その結果はブログ『ベルクソン「物質と記憶」メモ』として残しているが、常々残念に思っていたことが二つある。

その一つ目は、第一章に関しての解釈が省かれてしまったことにある。これは、いろいろな圧力などもあり、力及ばなかった。

二つ目は、ブログ版において、その公開されている草稿に誤りが多く、訂正点を逐次謝罪しながら記述しているために読みにくくなっていることである。

ほかにも、第一章を省いた影響もありその部分を必要と思われるときに長々と引用したり解説したりしている部分も数多い。

このような問題点を解消したいという欲求が常々あったのだが、盛夏も半ばを過ぎて、いろいろなことに進展がなかったこともあり、毎日一ページを目標に第一章の解釈を書いていた。

本来ならば、すべてが完成したところで公開すべきで、そうしなければ逆に読者の欲求にお応えすることは難しいと分かっているのであるが、しかし、今回の台風15号でたくさんの被害を目の当たりにして、私にもなにがしかのことができないかと考えた時に、少しではあるが、現在第一節までようやく終わらせたこともあり、公開することにした。

第二節以降はめどが立っているわけではない。したがって、次の公開がいつになるかということをお知らせするのは難しい。

様々な理由があるが、例えば、節によってもページ数が異なる。私自身の体調も好調とはいいがたいし、小林秀雄さんの「本居宣長」の解釈などやるべきことを抱えており、また、若干ではあるが家庭教師の仕事の都合によっても状況が変化する。また、秋は実家の農業の手伝いも少しはしないといけない。暇そうに思われているだろうが、実際思われているほどは暇がないというのも実情であり、不定期な更新・公開をなにとぞご理解いただきたい。

しかし、数年間が空いて改めて解釈を書いてみたのだが、読み返せば読み返すほど修正点が多く、それも公開を遅らせる原因となっている。年を取るにつれ衰えが明らかであるのは我ながらも残念であり、読者各位に対しても申し訳なく思う。このロートルの子どもの遊び程度の出来栄えにお付き合いしていただければ無上の喜びです。

以上、どうぞよろしくお願いいたします


平成27年8月28日

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